使わない「カタカナ/ひらがなキー」をATOKで便利なキーに変える

 

ものすごくタイプしやすい場所に配置されているのに、邪魔なキーってありますよね。例えば「カタカナ/ひらがなキー」とかです。

2013-05-18 09.47.18

 

何かの拍子で間違えて押ししたりすると、カナロックモードになってイラッとします。なのでこのキーを全然使ってないという方は、キー設定をカスタマイズして、別の機能を割り当ててしまうのがいいと思います。

カスタマイズにはATOKを用います。個人的に文章を書いたりする仕事では、ATOK+共同通信記者ハンドブック辞書の環境は作業効率向上・正確性アップの両面から必須だと思います。ATOKはATOK Passportと契約すれば、月額300円でスマホも含めて10台までの端末で利用できますね(個人の場合)。

で、「カタカナ/ひらがなキー」を別の機能を持つキーにカスタマイズする方法です。私はこのキーを、未入力状態では日本語入力オン・オフを切り替える機能、文字入力中は全角カタカナに一発変換する機能に変更して使っています。半角/全角キーや、F7キー(全角カタカナ変換)よりタイプしやすくとても便利です。

設定の仕方は以下の通り。

(1)ATOKメニュー⇒プロパティ(環境設定)と進み、「キー・ローマ字・色」タブを選択します。

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(2)上の画面でキーカスタマイズのボタンを押します。表示された画面で、「キーを検索」のボタンを押し、「カタカナ/ひらがなキー」をタイプします。

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(3)初期状態の設定では「カナロックON/OFF」となっています。これを下の画面のように、未入力状態では日本語ON/OFF、入力中や変換中は「カタカナ(後)変換」に変更してしまいます。

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この設定を保存すれば、ほとんど使うことのない「カタカナ/ひらがなキー」をものすごく便利なキーに生まれ変わらせることができます。

もちろん上記以外の機能にカスタマイズすることも可能です。邪魔なだけで使わないキーとかは、どんどん設定を変更してしまうと、入力作業が効率化できると思います。ぜひ試してみてください!

クリップボード拡張アプリでテキスト入力を効率化

 

今回はテキスト入力全般に役立つアプリのご紹介です。

地名や人名、固有名詞、長いスペルの英単語とか、入力や変換に手間がかかる語句が何度も出てきて、その度にコピー&ペーストしなきゃならないのが面倒なときってありますよね。

テキスト入力時のそんな煩わしさを解消してくれるのが、クリップボード拡張アプリです。簡単に説明すると、クリップボードの履歴を保存し、過去にコピーしたテキストを指定の場所に一発でペーストできるアプリになります。

私が使っているのはCharu3というアプリです。入力中にCtrキーを2連続で押すことで、次のようなポップアップウィンドウをいつでも呼ぶ出すことができます。(※呼び出しのためのキーはカスタマイズ可能です)

 

Charu3

 

このポップアップメニューのうち、ペーストしたい語句の上にカーソルを持っていき、クリックすればカーソルキーのある位置に語句が挿入されます。

ちなみに、定型文を保存して簡単にペーストすることも可能で、例えばメールでよく使う文面とかを保存しておくと、いろいろ作業が捗ります。Webサービスの登録時とかに必要なメアドとか電話番号とかも、保存させておけます。

ほかにもコーディングに役立つ機能とかいろいろあるようですが、多機能すぎて使いこなせません(^_^;) ⇒この顔文字も初期登録されています(笑)

クリップボードの履歴呼び出し⇒ペーストだけでも、十分に作業効率化につながるアプリです。

Wordのファンクションキーを無効化する

今年3月の話になりますが、Microsoft Office 2013を購入しました。mojicaでは、Word 2010および2013で、原稿を作成しています。

Wordインストール後に、最初に設定することの1つが「ファンクションキーの無効化」です。文字起こしアプリOkoshiyasu2に割り振っているファンクションキーと、Word独自のファンクションキー動作がかぶると面倒なことになるからです。例えば私は、Okoshiyasu2の「巻き戻し」をF1キーに割り振ってますが、デフォルト状態のWordだと、巻き戻しする度にヘルプが立ち上がってしまいます。

無効化の仕方は次の通り。

1.Word文書を起動後、ファイル⇒オプションと進み、リボンのユーザー設定の画面で、ショートカットキー「ユーザー設定」を押します。

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2.するとこのような画面が表示されます。

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左側のコマンドの分類メニューから「すべてのコマンド」を選択後、なんでもいいのでショートカットキーが一切割り当てられていないコマンドを選んで、「割り当てるキーを押してください」の欄で、無効化したいファンクションキーを押してください。すると「現在の割り当て」にコマンドが表示されます。これを右側のコマンド一覧から見つけ出して、割り当てられているキーを削除していきます。ちょっと面倒くさいです。

ちなみに各ファンクションキーに割り当てられているコマンドは下記です。Word 2013ですが、2010もたぶん同じだと思います。

*F10 は上記のようにMenuModeと表示されていますが、なぜかそのようなコマンドは存在せず、無効化ができませんでした・・・。

F1=Help (ヘルプを表示)

F2=MoveText (テキストまたはグラフィックを移動)

F3=InsertAutoText (定型句の挿入)

F4=EditRedoOrRepeat (直前の動作を繰り返す)

F5=EditoGoTo (「ジャンプ」を選択する)

F6=NextPane (次のウィンドウまたはフレームに移動)

F7=ToolsProofing (スペルチェックを選択する)

F8=ExtendSelection (選択範囲の拡張)

F9=UpdateFields (選択したフィールドの更新)

F11=NextField (次のフィールドに移動)

F12=FileSaveAs (名前をつけて保存)

ついでにインサートキー「INS」なんか邪魔なだけという場合は、無効化してしまうといいと思います。「OverType」というコマンド名でキー設定されています。